こんにちは。
当店で利用しているへべす。
酢ミカン種で、宮崎県は日向市の特産品です。
この時期は収穫時期ではないので、入荷ありませんが、そんなへべすの由来を調べてみました。
「平兵衛酢(へべす)」いまから180年ほど前、宮崎県日向市の富高という地区で見つけた長曾我部平兵衛じいさんにちなんでつけられました。その酢 みかんは、なんとも香しく地元ではお味噌汁から魚の焼き物、お菓子や焼酎のカクテルに至るまで幅広くつかわれるようになりました。
ご当地では婚礼の習わしとして嫁ぎ先に苗木をもってゆき果実ができるようになると、料理の隠し味として使うようです。すると香り高くより美味しいお料理に仕上がり、お嫁さんの評価がたいそう上がったというエピソードもあるようです。また、宮崎県日向市の富高地区には平兵衛翁の記念碑があります。
香酸かんきつ類特有の香り成分であるリモネンは人の脳をいやしてくれ、クエン酸には疲労回復の効果もあります。ガン細胞の増殖を抑える働きもあるとされる成分のナツダイダインが、ゆずの37倍も多く含まれています。
平兵衛酢(へべす)はハウスものは6月と7月末まで、露地ものは8月から10月上旬までに収穫します。
徳島のスダチより大きく口当たりが軽くさわやかな香りが豊かで穏やかな酸味が楽し めます。そして種がほとんどなく皮も薄いので大変絞りやすく、大分のカボスより汁気がたっぷりとしていてクセがないと評判です。このため洋食系のお料理に も利用されています。
地元では地鶏の炭火焼きや焼酎には必ずついています。またちらし寿司やお味噌汁にも香りづけでよく使われています。
当店ではサワーに使用して、へべす本来の美味しさを楽しんでもらえるように提供しています。