こんにちは。
今回は、当店の看板メニューのひとつ、すだち牛について、簡単にご説明したいと思います。
徳島のすだち牛。
徳島名産のすだちを食べているからすだち牛?まったく違うわけではないのですが、元々は、牛の成長過程で必要なビタミンC、クエン酸を摂取させるために、すだちを肥料に使用しています。
牛はある程度成長してくると、体に必要な量のビタミンCを作りきれなくなります。
その分、エサとして与えるわけですが、その量が多すぎても、エサを食べなくなってしまいます。
そこは生産者様は試行錯誤を繰り返し、適量をみつけ、さらには新鮮で、ミネラル、タンパク質、食物繊維が多く含まれたオカラ、乳酸菌、糖蜜、さとうきびの搾りかすなども与えて、健康で安全な牛の飼育をしています。
このように薬も多用せず、安全面での気配りをしっかりされた牛は、肉質も非常に良く、おいしいお肉になるのです。
飼育始めから、そのこだわりは始まっています。
生後4か月までは胃作りと言って、乾燥納豆や糖蜜を含んだエサを与えることによって、健康な胃作りとともに、免疫機能、カルシウム、抗菌などの機能を高めていきます。
そのあとの二年間は、適切なカロリーとタンパク質を補う穀物やフルーツ粕がベースの高品質の肥料を与え、骨格形式、肉質、美味のバランスを整えていき、出荷までの運びとなります。
生産者様は推肥も大変こだわっていて、とくにおがくずは、高知の天然木材からでるおかくずを使用。
牛舎にいる牛が、おがくずを舐めたり、鼻から吸ったときに、有害物質を含むおがくずですと、安全面でも不安視されますし、ここまで徹底された牛は、先に述べたように、安全で健康な牛として消費者様へと届けられるわけです。
それだけ徹底管理された牛の牛糞は、もちろんのこと安全性も高まり、そういった推肥を探している畜産、農業の方からも、非常に注目されています。
食品の健康面、安全性が注目されている今、ここまで徹底して生産されている方々の日々の努力には頭が下がります。
なぜにすだち牛がこんなに美味しいのか、少しはご理解いただけましたか?
牧場主さんの一番の信念は、子供に胸を張って、すごい仕事してるんだぞ、お前達が安全で安心して食べられるお肉を作っているんだぞ!って言える仕事をすることだそうです。
シンプルで一番根気のいる仕事、それに徹している生産者様の努力の結晶が、今こうしてLP2吉祥寺、大宮tamaribaでも、皆さまお客様にご提供できているわけです。
こういった努力が垣間見れると、食するときにも気持ち良いですね!
長々になりましたが、今回はこのへんで。
●LP2吉祥寺
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-11-2 もみじビル B1F
TEL 0422-24-6090
営業時間 17時~1時
吉祥寺駅南口徒歩5分
●大宮tamariba
埼玉県さいたま市大宮区宮町1-91 大沼ビル 2F
TEL 048-641-6866
営業時間 18時〜3時
大宮駅東口徒歩7分